和亀保護の会   
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 2024年(7月~9月)

9月29日 はりま
 稲美町の天満大池で行われたアサザまつりに参加。
 いつもお世話になっている東播磨県民局・ため池協議会・活動団体の面々にご挨拶し、オニバスの天ぷらを食べ、水草や生き物展示を見ていたら、なんと上空にコウノトリが数羽!今シーズン初見である。
 1時間と少し楽しんだ後は寺田池へ。
 兵庫大学の安倍先生と学生さん、寺田池協議会の赤松さんと一緒に日光浴罠をチェックした。
 最後に成井のため池のカメたちを確認してこの日は終了。
 
   

9月28日 京都市
 きょうと☆いきものフェス2024。今回はフィールドではなく啓発イベントに参加。
 (一社)淡水生態研究所のメンバーでお揃いのTシャツで出店した
 アカミミガメの子ガメとアメリカザリガニは子供たちに大人気。
 条件付特定外来生物についての啓発なのだが、子供たちにとっては楽しく触れ合える生き物になってしまっている。
 本当は触れ合いはイシガメにして、アカミミガメとアメリカザリガニは「環境には良くないね」と後ろの方に展示したいところなのだが、触れ合ってもらえるだけのイシガメの数が揃わない
 
   

9月23日 奈良県
 奈良県のRDBに関わるカメ類の調査。
 この日は明日香村〜桜井市で目視調査を行った。
 明日香村は観光地が多いせいか綺麗に管理された田んぼが多く、道も整備されてかなり奥のため池にまでラクに到達できる。
 生駒市のため池のようにバサーが入っていないといいのだが。
 桜井市で観察したあるため池は一面が緑。遠目にアオミドロかウキクサかアゾラかと思ったら、なんとサンショウモであった。
 奈良県では絶滅寸前種。
 
サンショウモ 
一面サンショウモの池

9月21~22日 奈良県  奈良県のRDBに関わるカメ類の調査。  今回は生駒市と平群町である。特に生駒市高山町は小さなため池が多数点在する地域で、本来はたいへん生物多様性が高い地域のはずある。  ところが開発のために農地が買い上げられ、開発も失敗して荒れているところ、買上げは免れても後継者がいなくて放棄されているところなど、残念な場所が多かった。  生駒市のその他の地域も平群町も同様であった。  その中で比較的管理が行われている場所を選んでかご罠調査をしたのだが、「こんなところにまで?」と思うような山際のため池にまでバサーが入っていた。  もちろんマナーのいい人はいるだろうが、釣り糸や釣り針、ゴミなどが打ち捨てられ、釣り人のいないと思われるため池に比べて、明らかにブルーギルやアメリカザリガニなどの外来種が多数入るのだ。  バスとともに他の外来種も持ち込まれてしまうのだろう。もちろんイシガメは坊主
   

9月13~15日 福井県中池見湿地  この夏2回目の中池見湿地でのカメ調査。  1日目に20か所以上の地点にかご罠を仕掛け、2日目・3日目に引き上げを行う。  罠にはカメだけでなくいろんな生き物が入るのだが、8月に続き800以上のアメリカザリガニが入った。  地元ではザリガニバスターズが盛んに活動しているが、ヤツらはなかなかしぶといのである。特に希少な植物がやられてしまう。  私達の捕獲が少しでも役立つといいのだが。
     
     
     

9月11日 京都府福知山市  福知山でアカミミガメ防除講習会。  本当は8月末の予定であったが、台風で延期。しかも2日連続の予定が1日でやることになったので、座学がなくなって野外でアカミミガメの堆肥化と日光浴罠の設置の実習のみ行った。
     

9月7~8日 奈良県
 奈良県のRDBに関わる野外調査。
 今回は高取町と大淀町のため池数ヶ所に罠をかけた。
 イシガメがいてもおかしくない比較的環境の良いため池を選んでいるので、アカミミガメの捕獲は少なめだが、とにかくクサガメが多いのなんの。そして今回も2ヶ所のため池で雑種が見つかった
 。雑種の出現率多すぎ!こういう現実を目の当たりにすると、クサガメがいかにイシガメに対して影響を与え、その減少に関わっているかを思い知らされる。
 今回調査したため池のうち、カメの捕獲がなかったのは1ヶ所。
 そこは山の中のため池で、驚くほどトノサマガエルが生息しており、水の中では無数のスジエビが見られた。
 捕獲はなかったが、目視で1個体のアカミミガメを確認している(他にはいない気がする)。
 飼育放棄された個体なのか、あるいはたまたま他から移動してきた個体なのか?良い環境なので罠に入って欲しかったのだが・・・。
 
 
  ブルーギル  
イシガメ×クサガメのハイブリッド

9月1日 大正川
 前回かなりアカミミガメを確認した深溜まりに罠をかけた後、落差工の上の段に広がったミズキンバイ(国内外来種)の駆除を行った。ゴミ袋につめて、次は支流の三条川へ。
 久しぶりである。10年くらい前まではイシガメも見られたが、ゲリラ豪雨で中州が流されたりして今はクサガメさえ見ない。
 上流からアカミミガメが流されてきて溜まるだけになっている
 町中になっている上流のどこにアカミミガメを供給する場所があるのかは謎だが、大きな個体も孵化幼体も見つかるのが不思議である。今回は大きな個体のみ捕獲。
 一通り三条川を捜索して大正川の罠の引き上げ。大きな個体アカミミガメばっかり、この日はアカミミガメ祭りだった。
大正川では清掃団体の方々も活動。
 

8月24~25日 はりま
 24日のイベントが夕方から夜にかけてだったので、イベント前に寺田池の北側の日光浴罠のチェックをし、西牧の犬立池と高砂の皿池にかご罠を設置しておいた。イベント後は加古川のビジネスホテルに泊まり、25日に引き上げを行った。
 犬立池の日光浴罠は何故か夏前に沈んでしまったので、この夏はアカミミガメの捕獲ができなかったのだが、かご罠に入ったのはクサガメ数頭の他、アカミミガメは大きな個体1個体のみであった。
 カメ以外ではモツゴやモクズガニが入っていた。ただ心配なのはヌートリアの姿が・・・。ため池の北側のハスやガマもやられていたので、水利の森田さんに報告。早速罠をかけるとのこと。
 皿池に設置したドーム型の罠2基とカニマンション7基ではアカミミガメ44個体とクサガメ21個体、アメリカザリガニ359個体を捕獲。
 前回アカミミガメが2個体だったのに対して、今回多く捕れたのは水深(水温)の違いであったと思う。
 前回カニマンションを設置した場所は比較的浅く、水温はかなり高かった。恐らくクサガメは高温に耐えられるがアカミミガメは高温を嫌ったのだと思う。
 今回罠を設置した場所は同じだったが、水深が高くなっており、お湯のように感じた前回と違って、30度程度ではなかったかと思う。防除を旨とする捕獲の場合は、夏場は水温を考慮して罠の設置場所を選べば、捕獲効率が上がるだろう。
 それにしても皿池のハス消失は起こるべくして起こったといったところ。とにかくアカミミガメとアメリカザリガニ(+ヌートリア)の防除が急がれる。
寺田池の日光浴罠   犬立池に掛けたドーム罠  ヌートリアになぎ倒された犬立池のハス
 高砂市の皿池でのかご罠の準備。  モツゴ?(犬立池)  
モクズガニ(犬立池)
 カニマンション7基での捕獲(皿池)  ドーム型罠2基での捕獲(皿池  
汗びっしょり

8月24日 はりま
 いなみ野水辺の里公園の夏祭りに参加。
 昨今の異常な暑さのため今回は16時から20時までの開催。
 私たちは例によって外来生物の啓発コーナーを担当。
 スタッフが次々に揚げてくれるアカミミガメの唐揚げを提供しながら、ステージでのアカミミガメのお話やアヨートルの展示、東播磨の水辺の外来生物についての解説などあれこれ行った。
 また富木さんによるアカミミガメの解体ショーも。富木さんの見事な包丁さばきでどんどん開かれていくアカミミガメの臓器について、アカミミガメが環境に及ぼす影響や愛護問題なども散りばめながら観客の皆さんにお話させていただいた。
 はじめは遠巻きにしていたお客さんも、どんどん近寄ってきて、唐揚げを食べながら食いつくように見てくださった。
 今年は「アカミミガメを食べるのが目的で来た」という方もいらっしゃって、私たちの外来種の話も熱心に聞いてくださった。こういう方がまた他でも話を伝え、外来種を減らすことに繋がって欲しいものである。
 富木さんの解体ショー  カメのお話  「そのカメはね、・・・。」

大人気の唐揚げ
 アヨートルの展示
 「欠けてる・・・。」

8月21日 大正川  川いい会の石山さんが預かってくださっていたイシガメ(川のお仲間が捕獲して下さっていた個体)を受け取ってナンバリングと測定をして放流。貴重なオスなので元気に長生きして繁殖に貢献してほしいものだ。  その後しばらく川を観察。最近は暑すぎるせいか姿を見なかった深溜まりのアカミミガメが、この日は何故か何個体も日光浴をしていた。

8月17~18日 静岡県  17日は浜松へ。昆虫食倶楽部さんが主催された、岩波ジュニア新書「野生生物は『やさしさ』だけで守れるか?」の著者、朝日新聞取材チームのお3人のトークイベントに参加。
 
 浜松2日目は昆虫食倶楽部さん主催の「ガチ!生物多様性塾」のお手伝いへ。  午前は佐鳴湖でのカメ捕獲の予定であったが、この暑さで変更に。確かに慣れない真夏の炎天下での作業は危険すぎる。判断は当然であろう。代わりに戸田先生によるカメのペーパークラフトづくり。これがまたなかなかのスグレモノなのである。細かい作業をしながら、カメがいかに防御の生き物であるかを理解できる。  午後からはみねさんによるアカミミガメの解剖。カエルやフナの解剖を経験している人は多いと思うが、膜の多いカメの解剖はなかなか面倒に感じたに違いない。
 

8月10日 はりま
 10日は解体。  実は溝が沢池には多くのアカミミガメが生息し、これまで1日の捕獲作業で十分だったのが、何故か今年は食べ頃のアカミミガメが2個体しか捕れなかったので、急遽ストックしている冷凍庫のアカミミガメを使用した。  解体にはいつものメンバーが集まり、賑やかに解体作業を行った。もう慣れたもので、最初の頃に比べると短時間でさばき終わり、若松シェフが夏祭り本番には出さない肝臓で中華炒め、腹甲にくっついた肉でチリコンカンを作って下さってゆっくり楽しんだ。
 
 

8月9日 はりま  いなみ野水辺の里公園で行われる夏祭り(24日)のための準備。例年外来種問題啓発のために、アカミミガメ料理を出している(料理はユーイングてんまの若松シェフ)。9日は公園の近くにある溝ケ沢池で捕獲作業。
 溝ケ沢池での罠設置と引き上げの間は成井と西牧での日光浴罠チェック。水を落としていて、2基が打上げられていた
 溝ヶ沢池  辻堂池の元気なハス
辻堂池のアカミミガメとクサガメ
 辻堂池  成井奥の池
成井小池

8月7日 万博公園  万博記念公園で生き物調査のお手伝い。残念ながら暑さ+罠かけ時間の関係で、カメは見えるも罠にはたいして入らずであった。
     
タイリクバラタナゴ

8月2~4日 福井県中池見湿地
 2016年から毎年行っている福井県敦賀市の中池見湿地でのカメ類の調査。
 この夏1回目である。いつもはアカミミガメやクサガメが優占する地域での調査が多いのだが、イシガメが優占する夢のような(夢のようではいけないのだが)調査地で、自ずとテンションが上がるのである
 。しかもラムサール条約湿地で許可のない捕獲は禁止。業者やマニアからも守られている。アライグマ被害も今のところ確認されていない(一時目撃されたこともあるらしいが、その後見つかっていない)。
 ただ外来種がいないかと言えば、決してそうではない。カメではクサガメが侵入しており、雑種も複数見つかっている。捕獲調査をしながらそれらを排除し、本来のイシガメのみの生息地にするのが目標である。幸い侵入時期はそれほど古くは無いようで、排除が進むに従って、イシガメの若齢個体の捕獲も目立つようになってきた。
 湿地の内側は高い木がほとんどなく、影のない場所での作業はハードだが、イシガメの姿を見れば疲れ吹っ飛ぶというものである。
 かご罠にはカメの他にアメリカザリガニもたくさん入る。今年は特にアメリカザリガニが入るせいでカメが入らないのではないかと思うほどであった(最も多かったのは一かごに90個体入っていた)。
 ザリガニバスターズのメンバーが毎週捕獲しているにもかかわらず、今年は私たちのかご罠に全部で1000個体以上も入ったのである。見た目は豊かな多様性を誇っている中池見湿地であるが、アメリカザリガニのせいで大きな影響を受けていることは間違いない。
 今回も中池見ねっとの皆さんにお世話になった。また9月もよろしく!
 
 

7月27~28日 奈良県
 奈良県のRDBに関わるカメ類の調査。
 今回はある地域の河川である。目視調査でイシガメが生息していることは分かっていたが、どの程度生息しているのか、その他のカメがいるのか、アライグマなどの被害がないのかなどは罠かけ調査をしないと分からないことも多い。
 1日目は罠の設置。
 2日目は(一社)淡水生態研究所のメンバーと一緒に罠の引き上げ。
 捕獲したカメは傷などもなくアライグマ被害などは見られなかったが、大きな問題が!クサガメとの雑種の捕獲である。初めての調査で雑種が入るということは、おそらく複数生息しているということだろう。
 イシガメの生息地にクサガメが侵入するということがいかに深刻なことか。早急に対策をせねばいずれ純粋なイシガメがいなくなることになってしまうだろう。
 これまで、イシガメとクサガメが同所的に生息している場所、イシガメ・クサガメに加えて雑種がいる場所、クサガメと雑種がいる場所などいろいろ見てきた。場所はいろいろだが、クサガメ侵入の時期が違うだけで、いずれはどこもクサガメと雑種になり、さらに時間が進むと純粋なクサガメさえいなくなって雑種だけになる、そういう良くない未来が見えてくるのである。
   
 
イシガメ×クサガメの雑種
 
 サワガニ
 トノサマガエル  アブラハヤ  カワムツ

7月21日 はりま
  ハスが消えた高砂皿池へ。
 ヌートリアだけでなく「目立ち始めたアカミミガメも大きな影響があるのでは?」と試しにかご罠5基を入れてみた。
 結果はアカミミガメは2個体のみ。実は「いなかったのではなく、お湯のように温かくなったため池の浅いところに設置した罠に入らなかっただけのでは?と考えている。(目視では相変わらずいるし、温まりやすい田んぼをよく利用するクサガメは20個体も入ったので。)
 そして今回驚いたのはアメリカザリガニの多さであった。(いるのは確認済みだったが、これほどまで多いとは思っていなかった。)
 同じようにヌートリアが入っている今池は比較的ハスの被害が少ないのに、皿池が丸坊主になった原因は、コヤツの仕業であったのだ。いや、もちろんアカミミガメの影響も少なかったわけではない。特定外来生物多様性ヌートリア、アカミミガメ、アメリカザリガニの揃い踏みが原因だったのである!!
 アメリカザリガニもアカミミガメも単独でため池の植物を丸坊主にしてしまうし、ヌートリアのハスの被害も報告されている。その全てがいるのだからハスが消えてしまっておかしくはないのであった。
 皿池ではヌートリア対策は既に始まっているし、アカミミガメ対策も過去に経験済みである。アメリカザリガニ対策についても合わせて行わねばならないことを水利組合の藤本さんに報告させていただいた。
 罠の設置と引き上げまでの時間を利用して加古川市の寺田池の日光浴罠のチェックも行った。
 5基のうち4基は入っていなかったが、北側の罠にだけ10個体も入っていた。季節によって入りやすい罠の位置があるのである。
 皿池に欠けたカニマンション  皿池で捕れたアメリカザリガニ
 皿池  皿池のアカミミガメ
皿池のクサガメ
 寺田池の日光浴罠  寺田池の日光浴罠  寺田池の日光浴罠に入っていたアカミミガメ

7月20日 大正川
 大正川で行われた自然観察会のお手伝い。
 毎年「川いい会」さんが中心になって茨木市が行っている。いつもは「川に入ったらアカン」などと言われている子どもたちも、この日ばかりは大人と一緒に自由にガサガサ。夏休み最初の日を存分に楽しんでいた。
 最近はとにかく暑いので、生き物の説明は短めにして、できるだけ長く水の中にいられるよう配慮。帰りには川いい会さんが用意された冊子なども配られた。
 みんな怪我もなく無事終了。川いい会の皆様、本当にお疲れ様でした。
 
   

7月14日 奈良県  生駒市南部と平群町のため池観察へ。  この地域は農業者が少なくなって荒れた場所が多い一方で、まだまだ頑張っているところもあってなかなか面白いのだ。そして今回、よく管理された田んぼが広がった区域の、一番高いところにあるため池を発見。是非罠を入れてみたいものである。
 
   

7月13日 はりま
  高砂へ。
 アカミミガメ防除でハスが復活した皿池がまた大変なことになっているというので、これは観察に行かねばと思っていたところだったのである。
 5月に行った時にはハスの芽が出て、葉っぱも広がりかけていたところだったが、見事なまでに葉がなくなっている。葉を食べられて突き出た茎が所々にあるだけだ。
 犯人はヌートリア。以前から見かけてはいたのだが、恐らくねずみ算的に増え、一気に食われたのだろう。アカミミガメがどんどん増え、ある一線を越えると一気にハスが消えるのと似ている。
 皿池の隣の田んぼビオトープの稲も齧られていた。地元の方々が子どもたちのために整備されている田んぼなので、被害を食い止めたいものである。
 同様に皿池の西にある今池も危機的な状況。
 まだハスはあるのだが齧られた痕があり、例年より立ち葉も少なく元気がない。今池の隣の田んぼの稲も齧られている。
 ヌートリア対策は皿池も今池も地元の方々が既に罠かけを始められていた。
 しかしよく観察すると、今池に浮かんだ葉っぱには食痕がないが、皿池の隅っこに浮かんだ葉っぱには食痕があった。明らかにアカミミガメのものであった。
 今回のハス消失の原因はヌートリアであろうが、アカミミガメも確かに食べている。ハスが復活してから地元のアカミミガメ防除はしばらくお休みをしていたので、かなり増えてきているように感じた。
 子ガメもたくさん観察されたので、今度罠を入れてみたいと思う。
 ヌートリアを駆除しても、ハスを食らうカメたちは確実に育ってきている。外来種対策が面倒なところである。
 高砂のため池観察の後は加古川市の西牧と成井で日光浴罠チェックをしてこの日は帰途についた。
 皿池  皿池  皿池のアカミミガメ
 皿池  皿池のヌートリアの罠
皿池の隣の田んぼビオトープ
 今池   今池のヌートリアの罠  今池の近くの田んぼ
 弟池  
 
   辻堂池のハス   オオマリコケムシ

7月10日 万博公園
 万博記念公園で生き物調査のお手伝い。残念ながら暑さ+罠かけ時間の関係で、カメは見えるも罠にはたいして入らずであった。
 

7月7日 奈良県
 生駒市高山町のため池で目視調査(2回目)。
 カメ類が生息しているか確認することと、在来のカメ類が生息するのに適しているかをチェックするのである。
 地図を見て初めに行こうとしたため池はフェンスは見えるもあまりの雑草で近づけなかった。既に使用されておらず、おそらく最低限の管理しかされていないようであった。
 次に行ったため池の近くでは、年老いたおっちゃん一人が畑で農作業中。
 話を聞くも「みんな農業をやめてしまった、ため池もなくなって、生き物もいなくなってしまった」と。オッチャンの畑の近くのため池は辛うじて機能していたが、少し奥のため池は水も少なく、倒木で近づきにくくなっていた。
 その他多くのため池が似た状況の中、たまたま同志社大学経済学部の岸先生のゼミが活動する里山キャンパスに行きつき、中のため池を観察させていただいた。
 広い里山の中で十分な管理とは言えないまでも、岸先生と学生さんたちが田んぼや畑の管理をされているので、しっかり残っているため池もあった(里山内に数個のため池があり、いくつかは遷移が進んだり、ため池の形状を保っていないものもあったが)。
 先生のお話によれば、10数年前にはイシガメを見たことがあるとのこと。もしかしてまだ残っているかも!先生もぜひ調査してほしいとのことだったので、生駒市の許可が出ればかご罠を入れることにした。
 前回の生駒市での目視調査で目をつけたため池も含めて、かご罠調査が楽しみである。
   同志社大学の皆さんと  
 

7月6日 大正川 
 日頃仕事で来られない会員を加えて3人で活動
 。いつもほぼ2人なのでやはり嬉しいものだ。
 まず川いい会の皆さん+いつもの川ガキメンバー・お父さんと情報交換。さらに今月20日に行われる川いい会さん主催の自然楽習会の話など。(この日は私たちもカメのお話をしたり一緒に水に入ったり、お手伝いの予定。)
 その後少し下流に降りてカメの捜索。
 いつもより水深が深く、流速も速かったため多少苦戦しながらも数個体のカメを捕獲。うちクサガメ1個体は飼育放棄個体に見える。アカミミガメは罰則が設けられたが、何ガメであろうと捨てガメは「喝」じゃ!
   
飼育個体?
 ヌートリアの巣穴  カラスにやられたスッポンの卵
アカミミガメの卵も